【41竹Lab】夏休みの自由研究で「竹炭墨汁作り」
【宮谷小 41竹Lab×SOZAi循環Lab】
宮谷小学校の41竹Labの皆さんは夏休み中、SOZAi循環Labが提供した1.5kg分の竹炭で夏休み中に墨汁を作り、書き心地を研究しました。
写真に載せているのは、研究レポートのごく一部です。
一人ひとり、竹炭をすり潰したり、竹炭・液体のり・水の配合したりするのに苦労したこと、配合による墨汁の伸びや色の違いを発見したことなどを丁寧に綴っていて、興味深く読ませてもらいました。
夏休みに入る前、SOZAi循環Labが配合比率の参考値を伝えていました。でもそれではうまくいかなかったとレポートに書いている人がいました。しかもその原因もきちんと考察していました。とてもいいところに気づいたなと思います。
湿度の高い場所でやれば竹炭は水分を含みますし、またすり潰した粒の大きさや、液体のりの種類でも、出来栄えが違ってきます。少量で作るほど、少しの違いが出来栄えに大きく影響します。
つくづく、こうやって自分たちで作っていると、何気なく使っている工業製品や職人技が、品質を均一に保っていることのすごさを感じます。常に製品の品質が均一なのは、使う材料や作業工程であらゆる微調整を行なっているからですよね。
私たちの作る竹炭はそれ自体、品質が一定ではありません。では均一に作るにはどうしたらいいか。あるいはもしかしたら、商品を均一にしなくても、ある一定の品質さえ維持しておけば、あとは使う側が好きなようにできるものにしてもいいかもしれない。
自分たちが一から作れるからこそ、自由な発想でオリジナルの製品が作れたらいいなと思っています。使う人は、この竹炭墨汁でどういう「体験」を楽しいと思うか ── ぜひみんなでブレーンストーミングしてみたいですね。