【開催レポート】宮谷小学校4年1組「41竹Lab」と「THE 竹フェス」を開催しました
2023年12月8日(金)と9日(土)、横浜市立宮谷(みやがや)小学校4年1組「41竹Lab」と一緒に三ツ沢公園第一レストハウス前で「竹フェス!」を開催しました。
宮谷小学校4年1組の子供たちが「宮谷タイム(総合的な学習の時間)」で取り組んできたことを地域の皆様へお披露目するとともに、竹の魅力を存分に味わっていただき、竹の活用を見直していこうと子供たちが自ら企画したイベントです。SOZAi循環Labは今年6月から彼らの学習を伴走支援するとともに、竹炭墨汁を共同開発してきました。
準備編
41竹Labにとっては学校外で開催する初めてのイベントです。2日目はテントを設置するために保護者ボランティアの皆さんがたくさん参加してくださいました。各ブースの準備も、公園入口への数カ所のノボリの設置もみんなで手分けしてスタート。自分の手があくと「何か手伝うことありますか?」と聞きにきてくれる子もいました。
SOZAi循環Labからも各ブースの見守りや、41竹Labのリクエストで出店したキッチンカー&物販「萬駄屋(よろずだや)」で参加。うれしかったのは、これまで「竹割り&炭焼き」「墨汁作り」「竹炭サイエンス」「墨汁アート」「竹ベンチ製作」の授業を担当した方々がブースの見守りで参加して子供たちと再会してくれたことです。子供たちもきっと心強かったと思います。
来場してくださる大人にも子供にも、思い思いにいろんな角度から竹を楽しんでもらいたいと一生懸命準備してきた12のブース。でもいったいどれくらいの人が来てくれるのか。目標は、SOZAi循環Labが4月に青葉区の荏田西コミュニティハウスで開催した「竹フェス!」と同じ500人でしたが、正直まったく予想がつきませんでした。
でも子供たちが地元のお店にチラシの掲出をお願いしてまわり、公園やレストハウスのカフェ、横浜市や区役所も告知協力してくださり、SOZAi循環Labもニュースサイトやイベント情報サイトに告知をお願いし、そして私たちも各自のSNSで発信。3週間という短いPR期間の中でできるかぎりのことはやりきりました!
開催編
1日目は平日かつ1時間という短い時間でしたが、保護者の方々が多数来てくださり、また、同時開催の「米フェス!」の5年2組の子供たちが竹炭墨汁や竹遊びを体験してくれました。おかげでいろいろな改善点が見つかり、対策を話し合ってから2日目に臨めました。
2日目は土曜日ということもあり、開始してまもなくどのブースもいっぱいに。「チラシを見て来ました」という方もわりといらっしゃいました。
飲食はキッチンカー「萬駄屋(よろずだや)」もレストハウスの「leaf cafe」も昼には次々と完売。14時くらいに竹炭スライムワークショップも完売し、そしてついに116本の竹炭墨汁も完売!聞いた瞬間、思わず手を叩いて喜んでしまいました。来場者アンケート(これも41竹LabがGoogleフォームで作りました)では半数の方が竹炭墨汁を体験してくださっていて、これが購入動機につながったようです。いろんな書き心地を試してもらおうと竹ペンや竹筆も子供たちが作って準備した甲斐があったというもの。竹炭墨汁を購入された方は、ぜひ取扱説明書も熟読されてください!
また、イベント全体の感想として「丁寧に説明してもらえてよく分かった」「みんな楽しそうに活動していた」という内容が多かったのもうれしいことでした。春からずっと竹を研究して自分たちで考えて作ったものだから、みんな自分の中に落とし込みができています。自分の言葉で言えるし、自信があるから楽しめるんですよね。
イベント中に保護者の方とも何人かお話しましたが、41竹Labの皆さんは「普段から竹林や竹炭に注目している」とのこと。日頃の研究の成果が十分に表れたイベントでしたし、SOZAi循環Labが竹フェスで大切にしている「地域の方々に竹の表現力の豊かさ、美しさ、親しみやすさを五感で体験してもらう」という目的を、見事に41竹Labらしく達成してくれました。