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スパイスアップ第10期スタート ─ 「焚き火バー」と2023レビュー&2024予定

柏木由美子

スパイスアップの第10期は、動くローカルメディア&プロモーター「萬駄屋(よろずだや)」を基盤としたコミュニティブレンドに取り組む4年目です。2024年5月14日、メンバーを含む20人以上が上谷本の某畑に集まり、総会と焚き火バーを開催しました。

萬駄屋の店主がメンバーの畑で採れた野菜を使ってキャンプ飯を作り、カフェ部長がおいしい野点(のだて)コーヒーを淹れ、SOZAi循環Labプロジェクトのメンバーが焚火の上で「竹飯盒炊飯」をしてくれたほか、火の番をしてくれる人、進行してくれる人、食事を配ってくれる人、送迎をしてくれる人、最後にマシュマロサンドのセットを取り出してみんなに焼かせてくれる人、そしてこんなすてきな写真を撮ってくれる人 ─ メンバーかどうかは関係なく、はじめましての方もかしこまらず、それぞれの居心地のいい立ち位置や役割で、楽しい時間を過ごしました。

スパイスアップは“組織”というより、ゆるやかなコミュニティ。それがよく現れた会でした。

(photo by S)

数字とともに振り返る2023年度のスパイスアップ

萬駄屋は、寺家ふるさと村「里の恵季-eki-」で常設販売を開始したことで、少し趣が変わってきました。「移動販売型の動くメディア」から、「コミュニティブレンド」としての役割が増えています。第10期は、企業や施設とのテーマ型の共催イベントが増えていきそうです。

SOZAi循環Labの昨期は、活動が大きく広がった1年でした。宮谷小学校4年1組の総合学習支援を通して「竹炭墨汁」を商品化するという成果が生まれ、2年目の「竹フェス!」も盛り上がりました。第10期は、東急みど*リンクアクション様の支援も決まったことに加えて、横浜市環境教育講座に登録したことでさらなる総合学習支援に取り組んでいきます。

ふれあい事業は、小さい活動ながらも、メンバーの交流や地域活動の機会づくりとしてコツコツと行なっており、これからは第10期も引き続きコツコツと。

運営

  • 会員 18人→22人(1 OUT、5 IN)
  • 企業パートナー 8社→8社(2 OUT、2 IN)

萬駄屋:出店94回(のべ230回)・インスタ投稿数313回(のべ1014回)

  • 4/17:2021年秋から始まったGrASPさんとの「萬菜おこわ」づくりが累計1000個達成
  • 4月:図書館deマルシェに「やさしい街あざみ野実行委員会」が参加
  • 4/25:元石川キャラバン開始→ 終了
    → 4/28 青葉さわい病院での定期出店開始→ 6月に「カラダなマルシェ」開催へ
  • 6月:里の恵季での萬駄屋商品の取扱開始
  • 8月:クリーニングデイ・ブックス(本の交換会)→ スパイスアップの新事業へ
  • 3月:チッチェーノ・チッタ2024でリアカー焼き芋販売

ふれあい事業

  • 気ままにオンラインミーティング(12回)
  • まちの活動紹介プロジェクト(12回)
  • 青空おはなし会(10回)
  • 萬駄屋コミュニティブレンドサポート(10回)

リビングラボ(SOZAi循環Lab)

  • 4月:竹フェス!@荏田西コミュニティハウス
       → 「音の竹フェス♪」開催へ
  • 6-3月:SOZAi循環Lab:小学校の総合学習サポート(宮谷小・谷本小)
       → 横浜市環境教育出前講座のプログラム開発
  • 8月:夏の自由研究竹炭墨汁を作って竹ペンで描こう
       → 図書館イベントでのワークショップ開催へ
  • 12月:THE竹フェス@三ツ沢公園
  • 2月:NPO都筑里山倶楽部様との交流
       → 都筑中央公園での共催イベント開催へ

FUN UPものづくりPJ

  • 6/18:クリエイター商品企画会議
  • 7-8月:「夏のワークショップまつり@アークオアシス長津田店」
       → 荏田コミュニティハウスとの協業事業へ

まちの動きを見ていると、コロナ禍直後の昨期とは、人との関わり方や興味関心が変わってきています。私たちは、スパイスアップとしてのパーパスやミッションはそのままに、まちの動きに合わせて“やり方”を変えていきながら、プロジェクトを進めていきます。

2024年度のプロジェクトと運営

スパイスアップの第10期では、昨期の事業成果をもとに、以下のプロジェクトおよび運営を行なっていく予定です。

<プロジェクト>

  • 萬駄屋:地元商品の移動販売、企業や施設とのテーマ型イベントの企画運営、スパイスアップやメンバーの活動を可視化するローカルメディア活動
  • よきかな:イベントやセミナーとまちの人々をつなぐ情報サイトの運営
  • 気ままにオンラインミーティング:月に1回、メンバーが「話を聞いてみたい!」と思う方をゲストに迎え、みんなでゆるくおしゃべりするZoomミーティング
  • まちの活動紹介プロジェクト:ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツのエリマネ活動への参加
  • AOBA CONNECTION:FMサルース「Salus all in one」内の地元の旬な情報を届けるコーナーで2か月に1回のゲスト出演
  • SOZAi循環Lab:「竹」を研究テーマとした住民主体のリビングラボ・イベント開催・コミュニティ形成
  • AOBAFUL LIFE:プロミライズ青葉台のコミュニティプレ活動
  • FUN UPものづくりPJ:ものづくりをテーマとしたイベントの企画運営

<運営>

  • Slackを生かした共創プロジェクトの活性化
  • 企業パートナー案件の充実
  • 戦略室会議:月に1回、コアメンバーが集まってスパイスアップの運営やプロジェクトの課題を共有し解決策を検討する会議
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柏木 由美子
柏木 由美子
スパイスアップ 代表
システムエンジニアを経てIT関連の編集・執筆に従事後、フリーランス。現在はプロボノ活動でキャリアと暮らしを地元へシフト中。地域の異分野協働を通じた新しい価値創造を目指し、「スパイスアップ」を軸に「かわもりあおば」「日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブBLUES事務局」「まちの相談所ネットワーク」等で活動。まちづくり・福祉分野の取材・執筆のほか、最近は竹の地域循環に取り組む。
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