2024年度活動報告(2025年「みど*リンク」カンファレンス)
2025年5月10日、たまプラーザ「PLAZA HALL」で開催された東急株式会社様の「2025年「みど*リンク」カンファレンス」において、SOZAi循環Labの2024年度の活動報告を行ないました。

SOZAi循環Labでは、次の3つの機能をまわしながら、2024年度も活動しました。
①リビングラボ(つくる)では、竹紙作り、ジオデシックドームをモチーフにしたバンブーハウス製作、竹の灰を使った蒟蒻作り、竹細工、竹飯盒炊さんなど、計19回の竹の実験を行ないました。
②イベント(つたえる)では、リビングラボを通して知り合った仲間たちと、活動や作品のお披露目の場として、第2回竹フェス!、都筑里山
ウォークラリー、竹炭・アート・手しごと展、音の竹フェス♪など、計12回のイベントおよびワークショップを行ないました。
③コミュニティ(つながる)では、個人や公共施設の竹林をコミュニティの場として活用し、関わる人たち、地域ぐるみで整備することで保有者の負担を増やし、竹で地域に循環をつくっていくことに取り組み、昨年は全8回の伴走支援を行ないました。

また、横浜市の環境教育出前講座の仕組みを通して、私たちが活動を通して得た知見や仲間を子供たちへ還元する取り組みも強化し、10クラスに全45回訪問しました。
クラスには地域の竹林とのつながりをつくっていただき、また、学習のゴールとして、うち5クラスは、私たちのイベントで学習の成果発表や作品展示を行なうなど、学校と地域をつなぐことにも注力しました。

2024年度は、みど*リンク様のご支援をいただいたことで、いままでにない「挑戦」ができました。
大きな挑戦の一つは、都市公園制度制定150周年記念事業「はま・ゆめパーク」の公園活用企画公募事業として、都筑中央公園での「都筑里山
ウォークラリー」を企画し、NPO法人都筑里山倶楽部様と共創プロジェクトを展開しました。
同法人からは「外部団体とのコラボで活動をより充実できることを認識できた」とおっしゃっていただき、2025年度も開催予定です。
また、青葉区民文化センター「フィリアホール」様と「音の竹フェス♪」を共催し、竹楽器のコンサート・ワークショップ・マルシェを行ないました。
こうした活動を経て、「第31回横浜環境活動賞 市民の部で実践賞をいただきました。

竹という究極の地産地消をまわすことで経済に貢献し、地域に多様なゆるやかなつながりを作り、将来のまちづくりの担い手となる子供たちに伝えていくこと ─ SOZAi循環Labのロゴには、ぐるっと一回りの特定の人や組織での循環ではなく、あちらこちらに小さな循環を生んでいきたいという私たちの思いが込められています。

2024年度の様々な活動から、新たな仮説が生まれました。それを2025年度、2026年度で検証していきます。またそうした活動を経て、私たちの活動を成長させ、自走できる体制づくりに取り組んでいきます。