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四季折々の食を仲間と愉しむ ─ あおばアカデミア 菜園倶楽部

柏木由美子

地元を愉しんでいるダンディーなグループをご紹介。
第1回は、藤が丘の 「あおばアカデミア菜園倶楽部」 です。

スパイスアップ 2015年春号』 でもご紹介している 「あおばアカデミア」 には、
「菜園倶楽部」 というサブグループがあります。

── 仲間と共に四季を感じて野菜を育て、調理して頂く ──

これが、菜園倶楽部のモットー。
“食の歳時記” を仲間で愉しんでいるグループです。

3月14日に今年の菜園作業をスタートすると聞いて、藤が丘駅からてくてく20分、
谷本川(やもとがわ)近くの貸し農園 「ドミタス・ファーム」 へお邪魔しました。

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編集部が到着した時はちょうど、ご実家が農家で菜園倶楽部では師匠役の
中嶋さんが耕運機をかけるところでした。

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「土づくり作業なので地味ですよ。」と事前に言われていましたが、

確かに(笑)。でも皆さん、穏やかな雰囲気の中で熱心に作業されてます。
耕した後は、石灰・肥料を施して、4月の里芋植えに備えます。

この日は土づくりと並行して、葉物野菜もたくさん収穫しました。

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「しばらく放っておいたから、雑草がすごいや」

「私たちは雑草に負けない野菜に育ててるんですよ」

……なるほど。

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どの野菜も、イキがよくておいしそうです。

「正月菜って珍しいでしょ。これが煮浸しにするとおいしいんです」
「ほうれん草の根っこに近いところ、ここに甘みが凝縮されてるんですよ」

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「わー、食べてみたい!」という編集部の心の叫びが聞こえたのか、
「好きなだけ持って帰ってくださいよ」とうれしいお言葉。

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水菜、ブロッコリー、大根など、次々と収穫した後は、
家から持ってきたホットティー片手に休憩。

収穫した野菜を囲み、みんなで話をするのもまた愉しいそうで。

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菜園倶楽部のメンバーは10人くらいいるとのことですが、この日は4人が参加。

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(写真左から:田中さん、麻多さん、中嶋さん、内木さん)

ご家族には、
「土が付いていたりして、スーパーの野菜より処理が大変」
「畑を借りて、育てて。買ってくるよりよっぽど高くつく」
と言われることもあるようですが (その気持ちも分かる)、
だって愉しいんですから。

夏は、枝豆を収穫してビールのおつまみに。
冬は、里芋を収穫して芋煮会に。

収穫した野菜は、藤が丘地区センターで調理して、
みんなで賑やかに食べるんだそうです。

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ティータイムが終わったら後片付け。

野菜を洗ったり、ファームから借りた耕運機をきれいにしたり、
皆さん、テキパキ動きます。

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そして編集部にも、お土産の野菜のたっぷり持たせてくれました。
取材に行ったんだか、採れたて野菜をもらいに行ったんだか……。

「季節はずれなので葉物ばかりですみません。
今度は夏野菜の収穫時期にぜひ来てください」

そんなぁー。また行きます!

そしてその夜は早速、正月菜で煮浸しを作っていただきました。

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愉しさのおすそ分け。とってもおいしかったです。


<関連情報>
菜園倶楽部の皆さんが企画・運営している 「あおばアカデミア」 のイベントが4月18日に開催されます。
○【イベント】春の歌声喫茶(あおばアカデミア)

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柏木 由美子
柏木 由美子
スパイスアップ 代表
システムエンジニアを経てIT関連の編集・執筆に従事後、フリーランス。現在はプロボノ活動でキャリアと暮らしを地元へシフト中。地域の異分野協働を通じた新しい価値創造を目指し、「スパイスアップ」を軸に「かわもりあおば」「日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブBLUES事務局」「まちの相談所ネットワーク」等で活動。まちづくり・福祉分野の取材・執筆のほか、最近は竹の地域循環に取り組む。
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