SOZAi循環Labの強みと今後の重点テーマについて

SOZAi循環Labの活動はまもなく5年目を迎えます。これからの活動の方向性について確認し、活動の特徴を5つにまとめました。

<SOZAi循環Labの特徴>

1. 環境保全・環境教育・地域コミュニティ形成をつなぐ

SOZAi循環Labは、放置竹林などの環境課題に対して、保全活動だけではなく、「環境保全」「環境教育」「地域コミュニティ形成」を一体的に進めています。竹という身近な素材を通じて、人と自然、人と人、人と地域をつなぎ、新たな循環を生み出すことを目指しています。

2. 研究・実験から始める地域課題解決

私たちは、地域課題を解決するだけでなく、その中にある新たな価値や可能性を探究することを大切にしています。竹炭や竹素材の活用に関する実証実験や商品開発を行い、その成果を教育や地域活動へ展開しています。地域住民や企業も参加できるリビングラボとして、学びと実践を循環させています。

3. 子どもたちを未来の担い手として育てる

小学校の総合的な学習の時間を伴走支援する環境教育出前講座では、竹を伐る、道具をつくる、炭にして活用する、発表するなどの体験型学習を実施しています。知識を伝えるだけでなく、自ら考え、挑戦し、地域や社会と関わる力を育むことで、持続可能な地域づくりを担う次世代の育成に取り組んでいます。

4. 地域に根ざした共創プラットフォーム

SOZAi循環Labは、学校、企業、地域団体、竹林所有者、行政、文化施設など、多様な主体が出会い、協働する場として機能しています。運営母体であるスパイスアップやメンバー一人ひとりのネットワークを生かしながら、新たなつながりやプロジェクトを生み出しています。少人数の組織でありながら、多様な主体の力を結集することで、環境教育や商品開発、地域イベントなどを継続的に実現しています。

5. 「楽しい」から始まる地域づくり

SOZAi循環Labの活動は、地域課題を伝える前に、まず素材の魅力や面白さを体験してもらうことを大切にしています。毎年開催する「竹フェス!」をはじめ、竹炭アート、竹楽器づくり、ワークショップなどを通じて、多くの人が楽しみながら地域や環境について関わるきっかけを創出しています。楽しさを入口にすることで、より多くの人が自発的に地域活動へ参加できる仕組みをつくっています。

また、これからの活動をみすえて、取り組むべき3つの重点テーマを設定しました。

<SOZAi循環Labの重点テーマ>

1. 環境価値の見える化

竹林整備や竹炭活用によって生まれる環境価値を定量的に把握し、炭素固定量などの指標を通じて、活動の成果を分かりやすく発信していきます。

2. 活動を未来へつなぐ人材の育成

竹の活用方法や環境教育、地域との協働を通じて培ってきた知見やノウハウを次世代へ引き継ぎ、地域に根ざした活動を未来へつないでいきます。

3. 地域資源の価値創出

竹炭染めをはじめ、地域資源の新たな活用法や商品開発に取り組み、環境保全と地域の魅力向上を両立する持続可能な仕組みづくりを目指します。