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【なでしこ1部昇格への道 09】ついに勝ち取ったリーグ2部優勝。来季は1部へ!

住永 光代

プレナスなでしこリーグ2部の最終節(第18節)が2017年10月7日(土)、味の素スタジアム西競技場 (東京都調布市)で開催されました。我らが 日体大FIELDS横浜 は、勝てば無条件で1部昇格が決まる最終節。対戦相手はスフィーダ世田谷FC(東京都世田谷区)です。

両チームのサポーターでスタンドは満席です。13時にキックオフ。同時刻に、2位のセレッソ大阪堺レディースとニッパツ横浜FCシーガルズの試合も神奈川県保土ヶ谷公園サッカー場で始まり、得点経過が気になります。

ホイッスルと共に、勢いよく走り出す日体大のFW植村祥子(うえむらしょうこ)選手とFW目原莉奈(めはらりな)選手。前半右サイドからは、DF櫻井麻友佳(さくらいまゆか)選手とMF平田ひかり(ひらたひかり)選手が、センターはMF後藤亜弥(ごとうあや)選手が、スピードを活かした攻撃を仕掛けます。

ただ、S世田谷も譲らず、前半は0-0で終了しました。

一方のC大阪堺は、前半37分にゴールを決め1-0で前半終了。このままだと、日体大はC大阪堺に勝ち点で逆転を許し、優勝がなくなってしまいます。

後半が始まり、S世田谷の激しいプレスに苦しむ日体大。しかし54分、MF伊藤香菜子(いとうかなこ)選手が、相手パスをインターセプトし、ドリブル突破からゴール!鮮やかなシュートに会場が歓声に沸きます。選手もベンチもスタンドも抱き合って喜びます。

一方のC大阪堺は、追加点を決め、2-0のリードして試合を進めているようです。 

残り時間が少なくなり、スタンドの声援がヒートアップ。「押せ押せ」との声に応えようと、攻める日体大。

ここでタイムアップ。やりました!優勝!1部昇格です。泣いて喜ぶ選手達。ベンチもスタンドも泣いています。キャプテン嶋田千秋(しまだちあき)選手は喜びに声を詰まらせながら、「本当に嬉しい。昨年は成績が悪く、苦しかった。監督、スタッフ、ファンの皆さんで勝ち取った1部昇格です」。答えながら涙が止まらない姿に、周りも涙が止まりません。

今日の守りの要、GK福田まい(ふくだまい)選手が表彰式の後、家族での食事会へ向かうところをインタビューに応じてくれました。彼女にはAFC U-19女子選手権が待ち受けています。「冷静な試合運びができました。1部昇格は本当に嬉しいです」。来季は双子の福田ゆい選手(INAC神戸レオネッサ)と1部で姉妹対決の可能性もあり、「一緒のステージで試合することは目標だったからうれしい」と、笑顔が弾けました。


<連載を終えて>
日体大の選手達と一緒に戦い、駆け抜けた半年間。1部昇格の歴史的瞬間に立ち会えて感動しました。来季はリーグのレベルが格段に上がり、厳しい試合が続くでしょう。皆さんの応援よろしくお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

歓喜に沸く選手、スタッフ、ファンのフォトギャラリーは特設ページにて!

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住永 光代
住永 光代
東京熊本県人会事務局勤務。熊本県熊本市出身。主人、子供3人の5人家族。5年前、1番下の次女のサッカー留学で2人で上京。娘の大学進学に合わせて2年前に長津田に引っ越す。昨年の熊本地震により、仕事も支援活動が主になる。日体大FIELDS横浜のファン歴2年。1部昇格に向けて地元青葉区の皆さんと盛り上げ、応援して、歴史的瞬間を分かち合いたい。
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