あざみ野は「自撮り棒」より「ガム取り棒」が熱い?!
地元を愉しんでいるダンディーなグループをご紹介。
第3回は、あざみ野で路上のガム取りをしているグループです。
いきなりクイズです。
・ コンビニ
・ 自販機
・ 横断歩道
これは何の三大スポットでしょうか?
答えは
ガムの吐き捨て三大スポット。
「ガムを道に捨てているところは見かけませんけれど」 ─ 私もそう思っていました。
ところが、実際はけっこうな量のガムが捨てられているのです。
ご覧ください、この道路にへばりついた黒いシミ。
これはすべてガム。埃や日光、雨風に当たり、靴や自転車で踏みつけられ、
こうして汚れるんだそうです。
そんな路上の黒いシミをなくそうと、地元の有志が毎月、
あざみ野駅前でガム取りをしています。
皆さんが手に持っている 「ガム取り棒」 は、
NPO法人環境まちづくりネット の会員として「新宿歌舞伎町クリーン作戦」 にも
参加している新樂(にいら)さんが、同NPOから提供してもらったもの。
先端部に金属製の 「ヘラ」 が付いていて、立ち姿勢のままガムが取れ、
重さは600g程度と軽量です。
さっそく編集部の2人も使わせてもらいました!
なるほど、それほど力をいれなくてもいいんですね~。
誰でも簡単に使いこなせる優れモノですな。
ガムを剥がした跡が白くなって、路上のシミがなくなる感覚も気分いい。
皆さん、ガム取り棒とトング、ゴミ入れを持って、どんどんガムを取っていきます。
作業をしていると、「あのひとたちなにしてるの?」 と、
子どもが親に尋ねながら通り過ぎていきました。
割と、子どもが興味を持つようです。
また新樂さんによると、新宿では外国人から話しかけられることもあり、
説明すると「Thank You!」と感謝されるんだそうです(笑)。
皆さんがあざみ野駅前でガム取りを始めて2年。
「きれいなところは汚しにくい」という心理からか、
路上の吐き捨てガムは減っているとのこと (パチパチ!)。
ところが ─
今度は人目のつきにくい 「植え込み」 がターゲットになっているというのです (ガーン!)。
実際、植え込みをかき分けてみると、黒いシミにならずに、
丸まったままの白色や薄緑色のガムが、たくさん転がっていました。
この日取ったガムは97g。これは、板ガムで97個分、粒ガムで約300個分に相当するそうです。
ガム以外にも、植え込みに捨てられていたタバコの吸い殻や、缶、ペットボトルなども
ついでにピックアップしちゃいましたよ。
名もないガム取りグループの皆さんはこちらの面々。あざみ野を愛する皆さんです!
(左から、元神奈川県議会議員の大井康裕さん、あざみ野ローンテニスクラブの益山茂社長、高校生の小川護さん、ラーニングクエストの天田武志さん、オフィス アコールの新樂智夫さん)
ガム取り棒を華麗にあやつって、路上のシミ取りしませんか? (老若男女問いません!)
時間は一時間程度。手ぶらでOKです。
「ガム取り棒」 を目印に、月の最終日曜の午後1時、あざみ野駅西口の交番前へゴー!