コラム

萬駄屋がローカルビジネス向けの「ブランドソリューション」に取り組む理由

スパイスアップ編集部が運営する移動販売型超ローカルメディア「萬駄屋(よろずだや)」の公式ホームページに、ローカルビジネス向けの「ブランドソリューション」ページができました。

スパイスアップ編集部では、企業パートナー それぞれと協業の目標を設定したうえで活動しており、その中でも特に、自社ブランドを地域の方々に浸透させたい企業パートナーに、萬駄屋のメディアやネットワークを活用した「ブランドソリューション」をご提供しています。


萬駄屋でビジネスとの協業に積極的に取り組む背景には、ボランティア活動にしかできないことももちろんありますが、ボランティア活動の範疇では解決できない課題も地域にたくさんあること、特に福祉の分野の課題がますます多様化・複雑化していることを、見聞きし体験してきたからです。

私たちはこれまでも、目的に合わせてスパイスアップの外の人や組織とチームを組んで活動するスタイルをとってきましたが、お店や企業と組む場合も、本業のど真ん中ではなく、皆様の善意で成り立つ活動でした。また、以前出していたフリーペーパーの収益は広告モデルで、ありがたいことに広告を出してくださるお店さんには恵まれましたが、ローカルビジネスを取り巻く環境はますます厳しくなっています。ですから本業に直結した取り組みにしていくことが、協業の効果を高めるうえで、また継続させていくうえでも、必須と感じていました。

スパイスアップは仕事を持ちながら地域と関わっているメンバーで構成されており、それぞれの経験や職能も多様です。萬駄屋では、ローカルビジネスの皆様と互いの強みを発揮しながら、あるいは互いにない部分を補完しながら、地域へインパクトを出していけるソリューション ── 活動が素敵なだけでもなく、自分のビジネスがうまくいくだけでもなく、協業によって地域にインパクトを与える(あるいは、マイナスのインパクトを減らせる)ソリューションを目指しています。

萬駄屋のアプローチは、眼の前の困難な課題を個別に解決していく、というスタイルよりも、あるべき姿と方向性を定め、それに向けてふさわしいプロセスを重ねながら「地域」に対して価値を創造していくスタイルをとります。できるかぎり多くの人を巻き込むために、深刻な課題に対してもあえて「楽しい」「自分もかかわりたい」と感じてもらえるアプローチを大切にしています。

地域と関わりながらビジネスの継続・成長を目指したい企業の皆様は、ぜひ萬駄屋のブランドソリューションの活用をご検討ください。

ABOUT ME
柏木由美子
システムエンジニアを経てIT関連の編集・執筆に従事後、フリーランス。現在はプロボノ活動でキャリアと暮らしを地元へシフト中。地域の異分野協働を通じた新しい価値創造を目指し、「スパイスアップ編集部」を軸に「かわもりあおば」「ボーイズクラブ」「日本体育大学女子サッカー部&日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブBLUES事務局」「まちの相談所ネットワーク」等で活動。まちづくり・福祉分野の取材にも取り組む。