臓器提供について考え、自ら意思表示する大切さ(前編)
柏木由美子
スパイスアップ – 地元ジャーニーしよう!(横浜市青葉区)
麻生不動院は川崎市麻生区にある。市をまたいではいるが、私の住んでいる青葉区大場町からは自転車で行けるほど近い距離にある。田園都市線市が尾駅と小田急柿生駅を結ぶ上麻生道路。毎年1月28日、亀井橋前交差点を中心とした地域は大混雑である。今年は土曜日と重なった事もあり、交通整理の警官と、ここぞとばかりに商売をする露天商、更にはそれを求めるお客で、例年にも増してごった返している。
麻生不動院は上麻生道路から伸びる裏道を450mほど入ったところにある。その450mが、この日に限っては長い。さほど広くない裏道なのに、両脇に延々と露店が並ぶ。その間を人が行き来するのだから、どれほど混むか想像できるだろう。焼きそばやお好み焼きなどおなじみの露店と並んで、だるまを売っているお店が見え始めると麻生不動院も近い。
階段を上がってまずはお参りをする。何をお願いしたかは内緒である。お不動様まで来ると、その周辺はだるまを売っているお店でいっぱいである。持ってきただるまを納め処に納め、新しいだるまを購入。よく見ると不動院内のお店の人は火打石を使って「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイヨイ」と威勢良く祈願してくれることに気がついたので、だるまは不動院内で購入した。
お店には「相州だるま」と看板がかかっているところが多い。聞くところによると、相模の国はだるま作りが盛んなところで、1月の終わりに行う、関東収めのだるま市で有名な、ここ麻生不動院のだるま市はほとんどが相州だるまのお店だそうだ。
今年はスパイスアップでも1号という一番小さなだるまを購入。来年、大きく飛躍できることを期待したい。