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美しが丘で100段階段のカラーリング始まる

柏木由美子

フリーペーパー スパイスアップ 2018年夏号/Vol.14」の特集「この街が好きさ」で紹介した「100段階段プロジェクト」。バス通りから美しが丘小学校の西側へ登っていく歩道、通称「100段階段」を、地域の住民と子供たちが主体となって整備・修景するプロジェクトです。

(写真提供:100段階段プロジェクト)

このプロジェクトの一つとして、100段階段のカラーリングがついに始まりました。予定していた4回のカラーリングワークショップが雨天で順延となり、初回は10月28日に。この日は汗ばむほどの陽気に恵まれ、美しが丘小学校の前に20人の参加者とスタッフが集合しました。

スタッフから進め方や注意点が説明されます。

カラーリングに選ばれたペンキの色は、アムレット、ブルーフィン、ヘイルストーム、レイクハウスの、グリーン・ブルー系の4色です。

歩道のどこにどの色を塗るかは、スタッフがあらかじめガムテープを貼って分かるようにしてくれています。子供たちも率先してブロックごとにペンキを塗っていきます。

子供が塗り、親が手助けし、シニアが見守る。そんな光景があちらこちらで見られました。また、塗りながら「僕、美小(美しが丘小学校)OBなんです」と、ハジメマシテの人同士で自然に会話が始まるシーンも。誰もが参加できるワークショップにした狙い通りです。

バス通りに近い階段の部分も、手分けしてカラーリング。さっきの歩道とは要領が違うようで、みんなで案を出しながら塗り方を研究しています。

「このカラーリングに絶対参加したかった」という小学生や、「美しが丘小学校創立50週年の記念の年に自分も何かしたかった」というお母さんもいて、それぞれにカラーリングを楽しんでいました。

この日の午後と、11月18日の午前・午後の全4回のワークショップでカラーリングが完成。4色をすべて塗り終わったら、最後に「さくら色」を加えるとのことでした。また、この階段に美しが丘の一番低い地点(49m)と一番高い地点(80m)が含まれていることから、同じ標高にある「たまプラ遺産」(街の名物として各所を認定予定)も階段に記されていくそうです。

これはきっと、「ちょっと遠回りしてでも通りたくなる階段」になりますね。

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柏木 由美子
柏木 由美子
スパイスアップ 代表
システムエンジニアを経てIT関連の編集・執筆に従事後、フリーランス。現在はプロボノ活動でキャリアと暮らしを地元へシフト中。地域の異分野協働を通じた新しい価値創造を目指し、「スパイスアップ」を軸に「かわもりあおば」「日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブBLUES事務局」「まちの相談所ネットワーク」等で活動。まちづくり・福祉分野の取材・執筆のほか、最近は竹の地域循環に取り組む。
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