なでしこ1部昇格への道

【なでしこ1部昇格への道 05】2部リーグカップ決勝戦!

2017年8月12日、味の素フィールド西が丘(国立西が丘サッカー場、東京都北区) でなでしこリーグカップ2部決勝戦が行なわれました。

高校や大学、女子のサッカーではおなじみの味の素フィールド西が丘。奥に見えるのは、国立スポーツ科学センターと味の素ナショナルトレーニングセンター
会場入り口では、2部決勝戦の後に行なわれる1部決勝戦(浦和レッドダイヤモンズレディース VS ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)のスコア予想企画が行なわれていた

予選リーグA組を1位で勝ち抜けた我らが 日体大FIELDS横浜。対戦相手はB組1位のセレッソ大阪堺レディース。互いに、勝てば初タイトルとなる大一番です。

観戦席には、日体大の控えの選手や沢山のファンが詰めかけ、「日体大」のフラッグを振って応援します。

桜台商店会が寄贈した「獅子奮迅」の横断幕も応援に花を添える

16時ちょうどにキックオフ。ホイッスルを合図にFW荒川恵理子(あらかわえりこ)選手、FW植村祥子(うえむらしょうこ)選手が勢いよく前へ走り出します。日体大はスピードを生かしてゴールを狙いますが、得点に結び付きません。セレッソも決め手を欠き、0-0のまま前半を終えました。

MF今井裕里奈(いまいゆりな)選手(左)とMF伊藤香菜子(いとうかなこ)選手(右)
MF平田ひかり(ひらたひかり)選手、DF大賀理紗子(おおがりさこ)選手(左)と、FW植村祥子(うえむらしょうこ)選手(右)。

後半8分、植村選手がFW目原莉奈(めはらりな)選手と交代。後半17分、セレッソのクロスからのシュートが決まり、均衡が破れました。直後に荒川選手がFW児野楓香(このふうか)選手と交代。1点を追う展開になりましたが、日体大に下を向く選手はいません。

目原選手(左)とDF下山莉子(しもやまりこ)選手(右)

後半22分、児野選手がペナルティエリア内でファウルを受け、PK(ペナルティキック)を獲得。キッカーはキャプテンMF嶋田千秋(しまだちあき)選手です。静まり返った会場にバシッとシュートの音が響きました。ゴール!失点から5分で同点に追いつきました!!選手もファンも、抱き合って喜びます。

ペナルティキックを蹴る嶋田選手(左)と、ゴールを喜ぶ選手たち

しかしその後は両チームとも譲らず、タイムアップとなりました。延長戦はなく、PK戦に突入です。

90分間で決着がつかず、PK戦へ。ピッチ、ベンチ、観客席が一つになって、行方を見守る

日体大のゴールを守るのは、今期なでしこデビューしたGK福田まい(ふくだまい)選手。決勝戦も堅守で支えました。緊張した空気の中、PK戦が始まりました。

PK戦に挑む福田選手

日体大は先攻。1番手の目原選手は落ち着いてコースを狙いゴール。続く平田選手、DF櫻井麻友佳(さくらいまゆか)選手、DF羽座妃粋(はざひすい)選手も続けて決めました。

セレッソも4人目まで全員が決めています。日体大の5人目は、今日の試合でPKを決めている嶋田選手。しかし、大きく浮かせてしまい、ゴールを決められませんでした。

嶋田選手を迎える選手たち

セレッソの最後の選手のシュートを祈るように見ていましたが、しっかり決め、PK4-5でセレッソが勝利。動けない嶋田選手に、走り寄る児野選手。選手達の目からは涙が流れていました。

応援してくれた観客席に向かって挨拶する選手たち

選手たちは初タイトルを逃した悔しさや涙を、8月20日(日)から再開するリーグ戦にぶつけ、最終節まで1位を快走してくれるでしょう。

すでにそのリーグ戦の第11節は、スコア2-1でオルカ鴨川FC(千葉県鴨川市)に勝利。残る7試合、私たちファンも一緒に戦います。

次節の対戦相手は、FC吉備国際大学Charme(シャルム)(岡山県高梁市)です。8月27日(日)、日産フィールド小机で13:00キックオフ。1部昇格に向かって、応援よろしくお願いします!
 

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○日体大FIELDS横浜の試合を観戦しよう!

試合スケジュールは公式サイトでチェック。
http://www.nittaidai-fc.com/ladies

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練習場は日本体育大学横浜健志台キャンパスサッカー場(横浜市青葉区鴨志田町)です。
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ABOUT ME
住永 光代
東京熊本県人会事務局勤務。熊本県熊本市出身。主人、子供3人の5人家族。5年前、1番下の次女のサッカー留学で2人で上京。娘の大学進学に合わせて2年前に長津田に引っ越す。昨年の熊本地震により、仕事も支援活動が主になる。日体大FIELDS横浜のファン歴2年。1部昇格に向けて地元青葉区の皆さんと盛り上げ、応援して、歴史的瞬間を分かち合いたい。