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青葉区から世界へ!FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018に日体大FIELDS横浜の3選手が選出

2018 FIFAワールドカップ ロシアで日本中が盛り上がった6~7月。次は8月5日に開幕する「FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018」に注目です。私たちの横浜市青葉区を活動拠点とする「日体大FIELDS横浜」(なでしこリーグ1部)から、FW児野楓香さん(日本体育大学3年)、MF今井裕里奈さん(同3年)、GK福田まいさん(同2年)の3選手が選ばれました!

U-20女子ワールドカップは「FIFA 女子ワールドカップ フランス2019」(なでしこジャパンの出場が決定)のプレ大会と位置付けられ、開催国も同じフランスです。日本は前回の2016年大会で過去最高の3位。今回はそれを上回る「決勝進出」、そしてその先の「優勝」を目標に掲げています。

自身初の代表戦となる今井さんは、これまでの代表候補合宿を振り返って、「代表メンバーはやるところはちゃんとやるとかメリハリがはっきりしていて、試合への入り方など学ぶことが多かった」と話します。グループステージでアメリカ、スペイン、パラグアイと対戦することに関しては、「ヨーロッパのチームと戦うのは初めてなのでどの試合も楽しみ。仲間からも対戦相手からも、いろんなことを吸収して成長できるようにがんばりたい」と抱負を語ります。FIELDSではサイドを駆け上がってゴール前にクロスを入れるプレーが印象的な彼女。代表ではボランチも務め、ゲームメーカーとしての活躍にも注目です。

ゴールキーパーの福田さんは、グループステージの中でも「欧州予選を見てもうまかった」というスペインとの対戦を楽しみにしています。「将来はヨーロッパでプレーしたい」と語る彼女にとって、今大会は格好の学びの場。「各チームのゴールキーパーを見て、ヨーロッパの国々でどういう戦術が求められているかを自分の目で確かめたい」と、自身のキャリアを見据えて大会に臨みます。大きな声を出してフィールドプレーヤーに指示する彼女のコーチングで、ぜひとも代表チームを勝利に導いて欲しいものです。

児野さんは「どの国もレベルが高いけれど、やっぱり初戦が大事」とアメリカ戦に照準を合わせています。過去に対戦経験もあり、「スピードが速い」と警戒していました。FIELDSでは、常にゴールへ向かう強い気持ちを持ってプレーする彼女から、多くの得点が生まれています。追加招集という運の強さも持ち合わせる児野さんのこと、チャンスを逃さず、きっとフランスでも何かを成し遂げて帰って来るに違いありません。

「ところで皆さん、学校の試験は???」と聞くと、一斉に息をのむ3選手(笑)。代表招集がちょうど試験期間と重なり、そちらの調整も大変のようです。レポート提出に代わる教科もあるとか。3選手は24日に日本を出発し、オランダでの直前合宿の後、8月5日からのW杯を戦います。学業と両立しながら世界で戦う3選手に、地元からも熱い声援を送りましょう!

なお、試合の模様は フジテレビNEXT でライブ中継されます。

●FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018
http://www.jfa.jp/national_team/u20w_2018/u20_womensworldcup2018/
 

ABOUT ME
柏木由美子
システムエンジニアを経てIT関連の編集・執筆に従事後、フリーランス。現在はプロボノ活動でキャリアと暮らしを地元へシフト中。地域の異分野協働を通じた新しい価値創造を目指し、「スパイスアップ編集部」を軸に「かわもりあおば」「ボーイズクラブ」「日本体育大学女子サッカー部&日体大SMG横浜 オフィシャルサポーターズクラブBLUES事務局」「まちの相談所ネットワーク」等で活動。まちづくり・福祉分野の取材にも取り組む。