年度末の三連休明けの2016年3月22日、スパイスアップとしては初めてのセミナーを開催しました。

<関連記事>【スパイスアップセミナー】3月22日開催「本気の自己開発」─自分を俯瞰してみる140分。

■初の主催セミナー、しかもmassxmass 関内フューチャーセンターで

会場となったのは、ローカルビジネスを応援する横浜のシェアオフィス・コワーキングスペース「massxmass 関内フューチャーセンター」(以下、マスマス)。

昨年の10月から12月にかけてマスマスで開催された「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」を編集部の柏木が受講したことがこの企画の始まりです。

「貴重なチャンスをどう使おうか?」と考えた時に、スパイスアップの強みは横浜市青葉区の地元のお店や講師とのつながり。その強みと、多様な人達が集うマスマスの素晴らしい環境を活かしたセミナーを開催したいと考え、講師の新村真紀さんと天田武志さんに相談。検討を重ね、普段なかなか機会のない「自分の見え方を知ること」「考え方を学ぶこと」に取り組むセミナーを2本立てで開催することになりました。

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そして当日の会場に22名の参加者が集合。4つのテーブルに分かれて着席し、セミナーのスタートです!

■自分のミエカタって?

パート1は「対人関係を効果的にするために… ─ 自分のミエカタ知っていますか?」と題したコミュニケーション篇。研修デザイン、人材開発コンサルタントであり、行動分析モデル「DiSC」の認定トレーナーでもある新村真紀さん(Make@Mind 代表)による、「DiSC」を使った自分と他人の行動傾向を知る70分です。

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DiSCのアセスメントツールは何十もの質問に答える必要がありますが、今回は簡易な方法で参加者一人ひとりの行動特性を「D(主導)」「i(感化)」「S(安定)」「C(慎重)」の4つのスタイルに分類。このとき全員が席を立ち、スタイルごとに集合したのですが、人数に偏りがあったのも興味深いことでした。

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さて、自分の行動の特徴を知った後は、ビデオに登場する4人の言動を観察し、それぞれの「好き」と「苦手」を付箋紙に書き留めて模造紙に貼っていきます。ここで実感するのが「人が変われば見え方も変わる」ということ。22人もいると印象も様々ですし、自分が「好き」な部分が実は他の人にとっては「苦手」だったりします。

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なかには、「ビデオに登場した人物の行動に嫌悪感を抱いた」という参加者も。訊いてみれば、実はその行動特性は自分と同じとのこと。自分の見え方に発見があったようです。しかし他の参加者からは、その行動の「好き」をたくさん見い出してもらっていたのです。

DiSCのスタイルには良し悪しはなく、その違いを価値と捉えてそれぞれの特性を活かしていくことが、組織力を高めることにつながります。ぜひ職場やビジネスパートナー、顧客との相互理解に活用してくださいね。

■こんなロジカルシンキング、今まで体験したことがない!

パート2は「仮説を立てて考える」と題したロジカルシンキング篇。イスラエル(世界の金融やITの分野で優秀な人材を輩出していることでも有名ですね)で開発された認知能力強化教材「フォイヤーシュタイン教育プログラム」の認定メディエーターであり、発達につまずきのある子供たちの学習支援を行なっている天田武志さん(ラーニング・クエスト 学習センター 代表)による、フォイヤーシュタイン教育プログラムを使った仮説思考について考える70分です。

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「ロジカルシンキング(論理的思考)」というと、ビジネス書で紹介されているコンサルティング系のツールや手法を思い出す方が多いでしょう。しかしこのセミナーではそういう類は一切使用しません。夜空の星のように散らばった点の中からある図形を探す、という、子供もできるタスクに取り組みます。

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最初のタスクでは、網羅的に図形を探してみます。皆さん、けっこう苦戦しているようでした。しかしそれは当然です。そういう訓練の機会が日常になかったのですから。そして、時間内にたくさん正解を出そうと、分からない問題を飛ばして次のタスクに進む方もけっこういました。

しかし思考力を鍛えるにはプロセスが大事。自分で仮説を立て、それを実践し、しっかり分析することがこの教材では重要になります。ですからは回答できた数は重要ではありません。学校のテストとはまったく違います。しかしこの固定観念をなくすのはなかなか難しいですね…。

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最初のタスクを終えた後はグループでディスカッション。互いの仮説を話し合い、楽に課題を達成する方法を考察した後、再び別のタスクに取り組みます。すると、最初よりも多くの図形を探すことができた人が増えていました。

本質を見抜き、自らの様々な「認知」を活用して問題を解決していけるようになれば、どんなにタスクが複雑化しても解くことができます。天田さんの教室では、1つのタスクについて子供たちとトコトン話し合うそうです。今回のセミナーではそういったじっくり取り組む時間は作れませんでしたが、ぜひ日常の課題に取り組む時、このタスクで「まずどの図形から探すべきか考えた」ことを思い出して、仮説思考を実践してみてくださいね。

■参加者の反応は?そして今後のセミナー予定は?

セミナーの最後に、参加者の方々にアンケートを記入していただきました。感想をいくつかご紹介します。

パート1

  • 自分に、いろいろな面があるのが面白いと思いました。
  • 仕事中やボランティア活動などの人間関係づくりに役立ちます。
  • 客観的に自分を見つめるよいチャンスになった。
  • 立って動きのあるワークはおもしろかった。

パート2

  • 知識ではない、ロジックの見つけ方の重要性を認識しました。
  • 根気よく考えることの必要性を感じました。
  • 日常でどのように使えば良いか今一つつかめませんでした。
  • 仮説を立てる重要性を体感をもって再確認できた。

全体

  • 今まで知らない分野でしたので、非常に興味深かったです。
  • いつもと違う脳の部分をつかいました。脳が汗をかいている感覚、とてもたのしかったです。

また、「今後の自己開発、活動、スキルアップに役立つものでしたか?」と尋ねたところ、4段階評価で「強くそう思う」または「そう思う」の回答率が85%でした。もっとたくさんの方に役立てていただけるように、今後に期待するテーマや所要時間、料金、ターゲットなど、ご意見いただいたアンケート結果を参考にさせていただき、これからのセミナー開催に活かしていきます。


ということで、すでに次のセミナーの企画に入っています。今度は青葉区で検討中していますので、お楽しみに!

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この日、「汗をかく脳にどうぞ!」ということで、参加者に えだ福祉ホーム さん提供のお菓子を配りました。